真空成形・圧空成形.com シート成形技術 FAQ
材質【その他】
酸性液に耐える樹脂はありますか?
酸性液に耐える樹脂素材は、薬品による劣化や腐食を防ぐ目的で、装置部品やタンク、カバー、配管などに広く使われています。代表的なものがPTFE(フッ素樹脂)・PVC(塩ビ)・PP(ポリプロピレン)・PE(ポリエチレン)です。
PTFEはほぼすべての酸に耐える非常に高い耐薬品性を持ち、強酸・高温環境にも対応できます。PVCは塩酸や硫酸などに強く、コストと加工性のバランスが良いため設備部材に多用されます。PPやPEは中程度の酸に強く、軽量で割れにくい点が特長です。
<PTFE(フッ素樹脂)>
・ほぼすべての酸に耐性あり(硫酸・塩酸・硝酸・フッ酸など)
・強酸・高濃度酸・高温環境でも安定
・酸化性酸(濃硝酸など)にも耐える
・薬品による劣化・溶解・膨潤がほとんど発生しない
・酸性雰囲気下での長期使用に最適
・コストは高いが耐薬品性は樹脂中で最高レベル
<PVC(塩化ビニル)>
・塩酸・硫酸などの無機酸に強い
・比較的高濃度の酸性液にも対応可能
・酸による腐食が起こりにくく、配管・槽に多用される
・耐熱温度が低め(約60℃前後)で高温酸には注意
・有機溶剤・一部の強酸化性酸には不向き
・コストと耐酸性のバランスが良い
<PP(ポリプロピレン)>
・多くの酸に対して良好な耐性
・希硫酸・希塩酸などの中~低濃度酸に強い
・軽量で割れにくく、加工性が高い
・高温・高濃度酸では劣化する可能性あり
・酸化性の強い酸には注意が必要
・コスト重視・軽量部品向き
<PE(ポリエチレン)>
・希酸に対して安定した耐薬品性
・塩酸・硫酸などに広く使用実績あり
・酸による腐食・溶解が起きにくい
・耐熱性が低く、高温酸環境には不向き
・高濃度酸・酸化性酸では性能低下の恐れ
・簡易用途・大型容器向き
🟥まとめ(選定の目安)
最強の耐酸性が必要 → PTFE
設備用途・コスト重視 → PVC
軽量・成形品用途 → PP
簡易容器・低温環境 → PE



























