真空成形・圧空成形.com シート成形技術 FAQ

材質【その他】

加工時に材料温度を上げ下げした場合、物性値に変化はあるか?

 

材料温度を昇温し、常温に戻した時の物性は、材質・温度・昇温降温速度によっても異なると思われますが、変化する場合があります。

・材料によっては変色などの外観変化が生じます。

・PPやPEなどの結晶性の樹脂は、冷却速度によって結晶化度が異なり部分的に急冷した場合などにはねじれが発生します。

・非晶性の樹脂でも、平板の状態でフリーで加熱を行うと、シートにする際に生じたひずみが緩和され、物性値が上がる場合があります。

・真空成形を行う場合は、成形温度が低い場合などには、成形品内部にひずみが残り、薬品に対して敏感になる場合などもあります。また樹脂によっては延伸の効果により、引張強さなどが上がる可能性もあります。

 

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